標高+1m

Don't be rational.

目でラジオを聴く

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最近バイトに明け暮れて頭を使っていなかったので頭の体操をしてた。全部適当に考えただけで支離滅裂だけど、今度もう少しちゃんとまとめたい。あらかじめ断っておくと僕の物理の基礎はボロボロです。

あと、いつものごとくこの記事ではセクションをまたいだ時の論理的な繋がりを保証していません。

目でラジオを聴く

僕ら人間はだいたい400nmから800nmの間の波長の電磁波を見ることができる。でも他の波長の電磁波も網膜までは到達しているわけで、視神経と脳をちょこっと改造すれば裸眼でも服が透けて見えたり、ラジオを見て検波して聞くとかってことが出来るはずだ。

僕らがある特定の範囲の波長の電磁波をデコードする能力を持っているのは、すげー昔に突然変異かなにかで眼を獲得したゼリーから一直線に進化してきたからってだけで、可視光がこの範囲である必要性はない。地球上の生き物だけでも可視光線の範囲はまちまちだから、地球外生命が眼を持っていたとして僕らと同じ電磁波を見ている保証は全くない。

見えてない光を想像するのは難しいけど、例えば600nmから700nmの赤の範囲しか見えない視界というのを想像するのは比較的簡単だ。

人間の意識を電気信号にエンコードすればタイムトラベルが出来る

まず、未来へのタイムトラベルは簡単だ。冷凍保存でも、文字化でも、モールス信号をひたすら合わせ鏡の間を反射させ続けるのでもなんでもいいけど、とにかく現在の僕の状態を、未来のある時点において復号可能になると期待できる形で符号化してそれが壊れないようにしておけばいい。僕らが認識するところによればどうやらこの宇宙で時間は未来方向に進んでいくようだから、ほっとけば未来に着く。重力の影響が少ない何もないところに静止させて置いておけばちょっぴし早めに未来にいける。

過去への移動は少々やっかいだけど、意識がコンピュータ内で生きられるなら可能だ。宇宙のシミュレーションを走らせて、その時間軸上で意識を移動させればいい。宇宙のシミュレーションを作ることは平行世界を作ることと一緒だ。

過去の意識

今、僕はブログを書いているが、この宇宙の時空を俯瞰しての時間軸上の分刻みの30目盛り分過去方向を見れば、僕はスシ屋で親子丼を作っている。意識の有無を検知するすべがあれば、親子丼を作っている僕にも、ブログを書いている僕にも意識があるのが分かる。

今ブログを書いている僕は、親子丼を作っている僕から見たら未来の自分だ。てことは親子丼を作っている僕にはブログを書いている未来の自分がいるってことだ。

未来のコントロール

iTunesの再生ボタンを押す時、僕は今から3分半後までの間の空気中の音波の状態をコントロールしている。石をある初速で、ある角度をつけて投げる時、僕は空中の特定の領域に石が存在する未来を例えば5秒分作っている。今後数億年の太陽系の動きは決まっているし、いつアンドロメダ銀河と天の川銀河が衝突するかも決まっている。もっと複雑な系でも、未来の事象が過去の事象に閉じているなら、未来が既にあっちゃいけない道理はない。

時間重力

時間方向を向いた力があってもいい。簡単にいうと過去や未来から物質を引き寄せる質量だ。ないなら時間軸上に点が取れない可能性が出てきて、つまりそれは時間がないってことだ。

世界線の濃さ

空間には密度がある。時空にも密度に相当するものはあるはずで、4次元粒子(ひも)が集まって密度xの物体をn年間構成していた時空のエリアは、密度xの物体がn+1年に渡って存在していた時空エリアよりも時空密度が低いと言えるはずだ。

同様に、5本目の軸の自然な選択肢として多宇宙を考えると、そこにも密度のようなものは存在するはずだ。

空間において、熱いものが冷えたり、音源から遠ざかるにつれて音が小さくなったりするのはそれが拡散して体積あたりの濃さが低くなるからだけど、可能性の多世界というのも同様に拡散していくはずで、ていうことは濃さがあるってことで、それを表す単位が必要だ。多世界の拡散具合にもサーモダイナミクスの第2法則、つまりエントロピーの増加縛りのような法則はあるのかとかも気になる。

空間の膨張と空間の分割

膨張する宇宙を説明する時に風船の表面のアナロジーがよく使われる。風船を膨らますにつれて表面の染みはどんどん大きくなり、染みと染みの間の距離は長くなっていく。直線を無限に3分割しながら、真ん中の隙間にどんどん眼を近づけていくと同じ効果が観測できる。直線の長さは変わらなくても、見かけ上の膨張を起こせるってことだ。超高質量の1点だった空間が時間と共に膨張していくモデルと、ある一定の大きさの空間aが1点に見える距離から時間と共にaに眼を近づけていくモデルでは同じ観測結果が得られる。眼を近づけていくモデルでは、時間は空間からの距離だ。移動距離はゼノンのパラドクスみたいにだんだん小さくなっていく。つまり時間が減速する。

時間が減速する話はすでにある。時間が減速している:「宇宙膨張は加速」を疑う新説 « WIRED.jp

時間を空間からの距離とするこのモデルでも視線の移動に時間が必要になるから時間の完全な説明にはならない。時間に2つの次元があるとしたら、そのうちの一つの説明にはなる。

時間の膨張と今の膨張

空間が膨張するなら時間が膨張しちゃいけない道理はない。上で空間の膨張と空間の分割は見かけ上同じだと書いた。時間の膨張も時間の分割と見かけ上同じになるとして、時間が膨張しているとしたら、時間直線上を単に過去から未来に移動するのではなく、時間直線上の"今"という領域を無限に分割するという操作を考えることが出来る。時間の移動がこのように起きるとしたら、今はさっきの今の中に含まれていることになる。

時間軸上の移動

時間が存在するとして、なんで時間が過去から未来に勝手に流れるのか。公転や銀河系内での地球の移動について知らない人はなんで彼が空間の中を勝手に動いているのか疑問を持つ。この2つの疑問は同じ性質かもしれない。宇宙自体が未来方向になんらかの力で引き寄せられているのかもしれない。さっき書いた時間重力だ!

ただし、これは他のセクションの話にも言えることだけど、時間の進みかたは一様じゃないからそこは考えなきゃいけない