去年の、球は裏返しても同相だから、内側と外側に明確な区別はなくて、星も宇宙もひっくり返すことができるという話*1の続き
今日は脳を裏返す。
議論をシンプルにするために、正確さを惜しげもなく犠牲にしたこの図を見て欲しい。
網膜が外に向かって開いていて、網膜は脳の一部だということに注目する。
これを裏返すとこうなる。
わかりやすい言葉を使うと、白が体で、緑が脳と感覚器がアクセスできるエリア。
人それぞれが自分の体の内側を持ってて、外側の同じ空間にいろいろな人が生きているというイメージを持っている人が多いと思うが、
実はそれぞれの脳の中にそれぞれが住んでいるのだ。
もちろん住んでいるのは人だけではなくて、魚も星も植物も色んなものがそれぞれの内側に住んでいる。
今まで自分の外側にあると思っていたこんな景色は、いつだって自分の脳の中身だったんだ。